フィリピン中央銀行によると、中銀を除く国内の銀行や保険会社、投資会社や年金基金などの国内金融機関が抱える総資産の合計が2024年末に33兆7800億ペソと23年比で8%増加した。特に市中銀行の総資産額合計が28兆2600億ペソと前年比8%増加し、全体の83.66%を占めた。市中銀行の中でも拡大商業銀行の総資産額合計が26兆4400億ペソと同8.7%増加したほか、貯蓄銀行は同1兆1700億ペソで同6.36%増加した。デジタル銀行は1217億8000万ペソで同33.47%も拡大している。一方、投資会社や保険会社、質屋業や年金基金などの非銀行系金融機関の総資産合計は5兆5300億ペソで同2.65%拡大している。経済アナリストらは2025年の市中銀行などの業績予想について、中銀による金利引き下げ実施により消費が活性化し、貸付が伸びることにつながり業績も好調に推移するとしている。(17日・インクワイアラー)
国内金融機関総資産 24年に33兆ペソ超
2025/2/19
経済
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