首都圏開発庁(MMDA)のアルテス長官は最近、首都圏の最大幹線道路のエドサ通りにおける深刻化する渋滞問題について、首都圏鉄道(MRT)3号線の乗客収容能力増強が実施されれば、同通りに設置されているバス専用レーンと循環バスの運行を廃止する政府案があると表明した。これに対し、国内有数の財界団体、フィリピン経営者協会(MAP)は9日に声明を出し、「公共交通機関を移動手段として最優先することを定めた2017年度の国家運輸政策の趣旨に反する考え方で専用レーン廃止の可能性について議論すること自体間違っている」と強く反対した。また、官民連携センターと世界銀行が融資支援を行うエドサバス専用レーンの民営化入札が今年中に実施される予定であるほか、バス専用レーンが首都圏の最も効率的な輸送手段であるとしたバウティスタ運輸相の表明も紹介し、バス専用レーン廃止提案を取り下げるよう求めた。(9日・マニラブレティン)
エドサバスレーン 廃止提案に反対
2025/2/11
経済
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