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2月11日のまにら新聞から

議会を改革せよ

[ 719字|2008.2.11|社会 (society)|新聞論調 ]

新下院議長に望む

 五時間に及ぶデベネシア議長をいためつける仲間の下院議員たちの演説で「改革」という言葉がやたらに乱用された。議員たちがこのような修辞を公に用いるのを慎しむべきであろう。古いタイプの政治家から別の古い政治家に議長が交代したからといって変化などあまり期待できない。今回、下院議長の解任動議を提出したのは若手議員だが、「旧態依然」のレッテルを張られて大統領選に敗れた父親の後を継ぐ二世議員なのだ。

 しかし、ノグラレス新下院議長が仲間たちと自分たちが唱えた改革に着手するならば、懐疑的な国民を説得する方策はある。ポークバレル(優先開発補助金)の撤廃は今さら多言する必要はない。各議員に優先開発事業の受注業者名を明らかにするなど補助金の使途を詳しく明記した報告書の提出を義務付け、これを会計検査院の審査対象にすれば、ポークに透明性を持ち込むことができる。

 新議長はまた、選挙運動の資金を含む選挙改革に関する法案を通過させることで国家に多大な貢献ができる。選挙での献金や使途に透明性をもたらすことだ。さらに、国会内でこそこそと行われるロビー活動を規制する法案を提出したり、汚職スキャンダルの巣窟と長く言われてきた任命委員会の改革に乗り出すことも可能だ。

 ノグラレス新議長らはこれらの法案を通過させることで一族による政治支配を終わらせることが出来るだろう。この国では政治が最も儲かる一族の事業になっている。この一族支配を根絶することはほとんど無理で、そのありさまは厚顔無恥の域に達している。ノグラレス議長たちもこの制度の恩恵に浴して

いるとはいえ、その図々しさを減らせれば、国民は改革についてのおしゃべりを認めるだろう。 (6日・スター)

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