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8月22日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 576字|2011.8.22|社会 (society)|ハロハロ ]

 2007年5月、老人2人の懐旧旅行で、通訳のいう「中国の新幹線」に乗った。シンヨウ駅を朝7時35分発、ノンストップで11時すぎ大連駅に到着した。朝夕2便の「新幹線」は同年4月に運行開始したそう。車内は満席だが、エコノミ−席のような窮屈さ。チェックしたら一両に座席が40列。新幹線の2倍の詰め込みよう。

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 鉄道に詳しくないが、先頭車両は東北新幹線と同じに見えた。 08年のオリンピックを挟んで中国は高速鉄道の本格建設にピッチを挙げたようだ。それが先日の大惨事。停車中の列車に後続車が追突するという世界の高速鉄道では前代未聞の事故。自動制御装置などないらしい。事故後の対応もばたばた。急造鉄路の貧弱な中身を国際社会にさらけ出した。

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 台湾出身の作家で金もうけの神様、邸永漢氏によると、中国人は人のまねをするのがうまいそう。ある時、50元で食べ放題の焼肉店を始めたら、周辺に10軒ぐらい同じような店ができ、食べ放題「40元」とやられて閉店に追い込まれたと新聞のコラムで紹介していた。模倣は進歩の始まりとか。振り返れば日本だって大きなことはいえない。現代日本文化は世界で大もてだが、かつては欧米の模倣に忙しかったものだ。しかし、外国の技術協力で製造した車両を「国産」として特許申請するというのはどういう神経だろう。(紀)

ハロハロ