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12月6日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 603字|2010.12.6|社会 (society)|ハロハロ ]

 前立腺がんの放射線治療のため、連日、東京都内の専門医に通院している間に、油断して「ロコモ」になってしまった。骨や関節、筋肉損傷耗などを運動器症候群(ロコモティブ・シンドローム)、略して「ロコモ」というのだそうな。何のことはない、昔から年寄りのかかる構造的疾患だが、整形外科学会が提唱した。中高年の内臓肥満症候群「メタボ」の次に来るのは「ロコモ」ということらしい。

 2月に発見の前立腺がんは39日連続の放射線治療で、最大54・78だったPSA(腫瘍マーカー)が0・113に低下、薬など後治療不要の終結宣言となった。とりあえず、やれやれである。9月半ばから11月中旬まで、土日、休日を除く毎日通院。10年ぶりの東京通いで、一日5千〜9千歩は歩いた。足腰にはいい運動だったが、これだけ歩いているからまあいいかと、他の運動を怠ってしまった。毎週1回は行っていたプールにも2カ月ご無沙汰した。

 10月某日、一杯たまった瓶と缶の大きなごみ袋2つを左右の手でわしづかみにしたら、意外に重くビビッと来た。なんとかごみ置き場まで運んだが、両手に激痛が。アイシングで腕の筋肉の痛みはとれたが、左手親指と右手首は依然、フォローに動かすと痛い。小康状態だったけんしょう炎が悪化したよう。朝夕湿布薬を貼っているが、一向に良化しない。シルバー世代に達したら「ロコモ」に注意、という教訓だろう。(紀)

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