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7月19日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 568字|2010.7.19|社会 (society)|ハロハロ ]

 マニラ新聞編集のリリーフを終えて帰国したら、参院選だった。茨城県在住、といっても首都圏流民だから、候補者の名前をみても、はて誰に入れたものか?無党派層としては、2大政党化の兆しが見え始めた近年、自民、民主に各1票ずつ投票するよう努めてきた。昨年の衆院選では、民主の子ども手当など大衆迎合的公約にいやみを言いつつ、やはり2票を分けた。

 鳩山前首相の迷走ぶりにみんな嫌気をさしたのは歴然だ。あの8カ月は国家にとっても国民にとっても損失だった。代わって菅政権。いきなり消費税の拡大を口にして、あちこちで反発を招いたが、まだ就任してわずかだ。政治には時間がかかる。お粗末民主政権だが、ここで切り捨ててしまったら、日本に2大政党政治は根付かぬことになるのではないか。

 景気対策に財政出動を繰り返して、結果的にGDP(国内総生産)の180%に上る公的債務を計上した自民党。現況では足踏みしてしまう。渡辺ミッチーの息子の党はカッコよすぎる。ここはもう少し、時間の余裕を与えるのが筋かと、異例、2票とも民主に入れた。投票所で最終決断したのだから、思いつき馬券を買ったような気分だ。結果はごらんの通り外れ。しかし小泉さん以後、歴代政権は景気に軸足を置いてきたが、菅内閣は財政をクローズアップしている。めげずに取り組んでほしい。(紀)

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