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11月23日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 578字|2009.11.23|社会 (society)|ハロハロ ]

 10月17日からちょうど30日、マニラ新聞の編集手伝いでマカティに滞在、帰国したら日本は冬だった。成田に到着した夜こそ、まだ気温13度だったが、19日には最高気温が9・4度と真冬並みの寒さ。札幌と肩を並べる気温である。Tシャツに短パン姿で「浮かれて」過ごしていたのに、カーディガンを引っ張り出して羽織らなければならない。久しぶりに顔を見て摺り寄る猫に小型の電気カーペットをセットしてやる。

 1カ月家を空けるとクーリエが大変だ。まず、パソコンの中では160本ほどメールがたまっていた。ほとんどがショッピング案内などPRものだが、一応チェックしてから消去となると、手間と時間がかかる。次いで郵便物。お歳暮売り込みのパンフからどこやらの年会費請求書、総務省のデジタル化に関する講習会通知、忘年会を知らせる往復はがき、etc。喪中に付き、と年賀のあいさつ欠礼を知らせるはがきもあった。

 奇妙なことに4枚あった喪中のはがき、見ると死亡者の年齢がいずれも90歳を超えていた。偶然とはいえ、いかにも高齢化の時代を思わせる。帰国した夜に電話が入って、肺がんを再発した同期入社の仲間が死んだと。享年71歳。これで同期生40人のうち物故者は7人目。通夜で三鷹まで足を運んだが、雨が降った上にきつい冷え込みの夜だった。ほんとにせわしなく「冬」が来た。(紀)

ハロハロ