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4月6日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 561字|2009.4.6|社会 (society)|ハロハロ ]

 高速道をETC(自動料金収受システム)装着車で走れば週末はどこまで行っても千円、という触れ込みで始まった景気対策が人気だ。観光地は普段の週末を上回る人出で、効果は抜群。駐車場が満杯の所も多かったという。ゴールデンウイーク並みの繁盛を当て込んだ売店もあったそう。野党の「高速道無料化」案を丸飲みしたような見え見えの選挙対策?これが景気刺激になるのか、といささか冷笑気味に見ていたので意外な感じ。世相ウオッツチャーとしては不明を恥じている。

 もう一つ意外に思ったのが、どっと値を下げた投資信託を買い直す動き。株売買に代わって投資信託がもてはやされたのは昨年前半まで。投信の手数料が証券・信託会社収益に大きなウエートを占めていた。しかし金融危機とともに急落。いまや安いものでは二千円台(一万口当たり)にまで落ち込んでいる。PR担当者は、配当を堅持している格安投信のセール促進中という。利率の良さと今後の上昇を目当てに買い込む客が結構いるそうだ。

某証券の投信売れ行きナンバーワンは、毎月百円近い分配金を出しているリート(不動産投信)。それが三、四千円で入手できるのだから、触手の動く人がいて当然か。不況とはいえ、水面下ではいろいろな動きがあって、ちょっとした刺激で流れが変わるものなのだと実感した次第。(紀)

ハロハロ