ハロハロ
[ 535字|2006.1.16|社会 (society)|ハロハロ ]
友人に勧められてインターネットで馬券を買う「即PAT」というのを始めた。JRA(中央競馬会)の指定するEバンクにネット上で口座開設の手続きをとる。次いで三井住友か郵便局で金を振り込む。あとはJRAの投票口座にインターネットで入金指示をすると、即座に馬券が買える仕組み。日曜日夕、開催終了まもなく残金がEバンクに自動的に返還される。
▽
本馬場か場外馬券売り場に足を運ぶのが常道と思い、それを実行してきた。しかし、わたしの住む茨城県守谷市から一番近い中山競馬場までざっと一時間。JR船橋法典駅から競馬場までの地下道が長くて、「あれを歩かなきゃ」と思うだけでうんざりするような年齢になってきた。まして、やられて帰るときの足取りときたら
▽
ネット方式は、テレビでパドックの様子を見てから馬券が買えるので便利だが、つい、どのレースも買ってしまい、JRAの売上拡大作戦にまんまと引っかかったよう。そこへいくと、比では依然として窓口での対面販売である。売り場のおばちゃんによってツキが変わる。時には日本土産をねだられたりする。パソコンで馬券を買っていると、こういう人間くさい息遣いのギャンブルが懐かしくなってくる。 (紀)