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5月30日のまにら新聞から

ハロハロ

[ 514字|2005.5.30|社会 (society)|ハロハロ ]

 日本のプロ野球界が今シーズンから導入したセ・パ両リーグ交流試合の前半戦が終わった。昨年の球団合併・削減策に対する選手会の抗議ストなどを受けて、野球人気の回復策としてようやく実現した。各チームが六試合ずつ計三十六試合対戦する。前半戦の戦績をみると、ロッテが快進撃を続ける半面、セ・リーグ首位の中日が失速するという予想外の結果になった。

 試合内容は初物尽くしで面白い。インボイス・ドーム(旧西武球場)の交流戦、巨人︱西武戦を見に行ったが、西武の西口投手が、あわやノーヒットノーラン達成かと思わせる試合だった。しかし、ドル箱の巨人戦にしては観客の少ないのに驚いた。プラチナチケットと騒がれ、ダフ屋が稼ぎ時といわれた巨人戦だが、試合が始まっても内野席の空席がやけに目立った。

 プロ野球人気が低迷傾向にあることを実感した。各球団は今シーズンから入場者を実数で発表しているが、全球団とも軒並み減少している。中でも深刻なのが巨人戦のテレビ視聴率だという。四月の横浜戦で八・八%と昨年のワースト記録を早々と塗り替えた。中継料一億円といわれる巨人戦のソフトが「テレビ局の不良債権」になると、夕刊紙が揶揄(やゆ)して書いている。(富)

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