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パルド貿易産業相はこのほど、日本政府のアジア経済再生ミッションと会談した際、農産物をはじめとするフィリピンからの輸入品に課している数量制限の緩和や関税の大幅引き下げを要請した。同相は、「日本は、バナナ、パイナップルやナタデココの最大輸出先になっているが、高率関税のため価格競争力がつかず、輸出が伸び悩んでいる」と述べ、日本の保護貿易主義を批判した。フィリピンは、農産物のほか家具、衣料、宝石、建築資材、自動車部品などの日本市場への輸出拡大を目指している。