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[ 276字|1999.8.24|社会 (society)|econoTREND ]
□6月の貸出金融資産は前年比7%減
中央銀行の調べによると、今年6月末現在、国内商業銀行の貸出金融資産(貸付金の総額)は前年同月比7.2%減の1兆3,100億ペソだった。しかし、5月末に比べると0.8%増加した。中銀は、貸し渋りを断つため、①預金・流動性の両準備金率(銀行が現金もしくは、大蔵省証券などの流動性資産で保有すべき一定比率)を年初以来、計5ポイント引き下げた②3月以降、貸し出された貸付金に対しては、不良債権化した場合の備えである予想貸出損失準備金を割り当てる必要を免除した——などの措置を講じた。そのため今後、各行の貸出業務が活発化し、貸出金融資産は増加すると予測している。