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　フィリピン開発研究所の調査によると、フィリピンの貯蓄率（所得に占める貯蓄の割合）は19.2％で東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）中、最も低かった。主として、83—85年と91—93年の経済危機・景気後退の影響で、個人貯蓄や個人経営会社の貯蓄額が落ち込んだことが原因。貯蓄率が低いため投資額が減少し、国外からの資金調達に依存する体質を生んでいる。アジア周辺諸国ではマレーシアの43.8％が最高。以下、韓国34.5％、インドネシアとタイ31％の順。