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　投資委員会（ＢＯＩ）は、フィリピン・セメント製造協会に対し、過剰在庫への対処として今後１年間に150万トン（3,750万袋）のセメントを輸出する許可を与えた。同業界は昨年末以来、各企業の事業拡張や新規企業の参入などでセメント需要が増えると予測して増産態勢に入った結果、今年度末には140万トンを超える過剰生産が見込まれている。同協会はＢＯＩの許可が得られたため、企業ごとの輸出割当量を設定し、主としてシンガポールへの輸出を検討している。一方、1997年に１袋（40kg入り）が95ペソだった国内の販売価格も98年85ペソ、99年79ペソへと段階的に引き下げられる見通し。