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[ 270字|1998.7.30|社会 (society)|econoTREND ]
□砂糖の価格が高騰
農業省砂糖統制局によると、7月22日時点での精糖の小売価格は、1キロ当たり26ペソ35センタボで、今年4月より20%上昇した。粗糖の卸売価格も、50キロ当たり955ペソで、同月比で37%増えた。同局は、価格上昇の理由として①エルニーニョ現象の影響でサトウキビの作付けが遅れて精製作業が例年より1カ月遅い11月以降にずれ込むため、絶対供給量が減少している②清涼飲料水や砂糖製品の消費量増加──などを挙げている。供給不足解消のため、政府は、年内に20万トンの砂糖を輸入する予定だが、関税率の設定など輸入に関する細目の審議は、現在も続いている。