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[ 256字|1998.7.11|社会 (society)|econoTREND ]
4月の不良債権率が8.79%に
中央銀行は9日、4月の国内商業銀行の貸出(金融総資産)総額は1兆5,350億ペソで、そのうちの不良債権額は1,349億ペソ、貸出総額に占める不良債権の比率(NPLs)が8.79%に達したことを明らかにした。これは前月に比べ1.21ポイント上昇したことになる。また各行が不良債権に対応するために設けている予想貸出損失準備金は410億ペソで、不良債権額の約3割を占めている。今回、NPLsが上昇したのは、中銀が同比率の算定基準となる債権滞納期間を今年4月から、これまでの6カ月から3カ月に短縮したのが主因とみられる。