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　フィリピン銀行協会（ＢＡＰ）に所属する54の商業銀行は資金を拠出、不良債権を抱えた銀行の支援を目的とする最低25億ペソの規模の「ペソ緊急基金」を創設する計画を進めている。通貨危機の影響で金融機関は自社内での資金繰りに行き詰まるケースが頻発しており、メンバー銀行がそれぞれ5,000万ペソを出し合う形で支援基金を創設する。ＢＡＰ内の委員会で現在審議中。金融機関に対して緊急貸付制度を設けている中央銀行は「すでにフィリピン地方銀行協会は４年前から自然災害などに備えて同様の基金を設置しており、今回の基金はその規模を大きくしたものと言える」と同基金の設置を歓迎した。