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7月2日のまにら新聞から

基準超え4地域に拡大 コロナ検査陽性率6~8%に

[ 510字|2022.7.2|社会 (society) ]

首都圏、カラバルソン、ミマロパ、ビサヤ地域の4地域で検査陽性率がWHO基準値超える

 保健省は1日、首都圏の新型コロナ陽性率が8・2%に上昇したと発表した。また、カラバルソン地域は7%、ミマロパ地域6・6%、西部ビサヤ地域6・4%となり、世界保健機関(WHO)の安全基準(5%未満)を超えた地域が4地域に増加した。

 6月25日から7月1日までの7日間の全国の新規感染者数は6399人、1日平均だと914人となり、前週から53%増加。直近1週間の新規感染のうち48%が首都圏で発生した。保健省は「首都圏の1日平均新規感染者数は450人に達し、首都圏外のほとんどの地域でも感染者数が増加している」と指摘した。

 一方、重症患者は感染者の1%を占めるに留まり、全国コロナ病床使用率は19%、集中治療室(ICU)使用率は15%でなお「低リスク」に留まった。ただし、ボホール、タウィタウィ両州とルセナ市の病床利用率は「中程度」ないし「危機的」なレベルまで上がったとし、一部自治体では医療逼迫(ひっぱく)が始まっていると警告した。

 最近の感染拡大の傾向は、社会的移動の増加に加え、免疫をすり抜けやすいとされるオミクロン株新系統や時間経過によるワクチン効果の減退などの複合要因だと考えられている。(竹下友章)

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