72歳邦人男性殺害 義理の姪の恋人を逮捕
パシッグ市カラガランビレッジの住宅で72歳の邦人男性モリ・ヤスノリさんの遺体が発見された
首都圏警察パシッグ署は3月31日、パシッグ市カラガランビレッジのカパヤカン通りにある住宅で、72歳の邦人男性モリ・ヤスノリさん=漢字不明=と、同居する比人女性アンナマリエ・ダルソンさん(39)の遺体を発見したと発表した。警察はダルソンさんの恋人で向かいの家に住むクリスチャン・バルバル容疑者を殺人などの疑いで逮捕した。
警察によると、モリさんはダルソンさんの叔母と結婚していたが、妻に先立たれた後、義理の姪に当たるダルソンさん=独身、公立学校教員=と同居していた。
28日午後8時半ごろ、同宅2階で血まみれになった2人の遺体を発見したとの通報を受けた警察は現場に急行。2人の死亡を確認した。
検死の結果、2人は体を複数回刺されており、ほぼ即死だったと判明した。
監視カメラの記録を確認したところ、26日午後1時ごろ、同宅2階から大きな音が鳴り響き、その後、黒いかばんと32インチのフラットテレビを運び出すバルバル容疑者の姿が映っていた。
容疑者はパシッグ署で勾留中。警察は強盗殺人容疑で捜査を進めている。
パシッグ署のアルガイ署長は「引き続き捜査に全力を挙げていく」と話している。