きょうから警戒レベル制拡大 セブ市など17州・都市へ
新型コロナの防疫警戒システム制を、20日から新たに17の州や都市へと拡大
ロケ大統領報道官は19日、首都圏で試験的に実施されていた新型コロナ対策としての防疫警戒レベル制(5段階)を、20日から新たに17の州や都市へと拡大することを発表した。今回の試験地域の拡大で、同レベル制の効果が認められた場合、全国に展開するとしている。
ワクチン完了者に限って店内飲食や美容院、ネイルスパなど個人向けサービスが10%まで許可される警戒レベル4に指定となったのは、東ネグロス、西ダバオ両州。
同じく店内飲食などが30%まで許可されるレベル3はカビテ、ラグナ、リサール、シキホール各州とダバオ市。同レベル3の首都圏においてはマッサージ店、映画館、カジノ、レクリエーション施設などの営業も再開している。
同様に50%まで許可されるレベル2はバタンガス、ケソン、ボホール、ダバオデオロ、南ダバオ、東ダバオ各州とルセナ、セブ、ラプラプ、マンダウエ各市。
また店外飲食や個人向けサービスにおいても、屋外でのサービスが可能な場合、警戒レベル4では30%、レベル3が50%、レベル2が70%の稼働率まで可能で、持ち帰りや宅配はいずれのレベルでも100%認められている。
警戒レベル4で10%まで許可されるものに、テレビや映画、音楽番組の制作、各種の検査、フィットネスジム、スタジオ、非接触型スポーツの会場、各種イベント、図書館、資料館、博物館、ギャラリー、公園、遊園地がある。(岡田薫)