ラグナ州と2市、あす1段階緩和 コロナ防疫 MECQは8州6市に
ラグナ州、カガヤンデオロ市、イロイロ市の8月16〜31日のコロナ防疫区分をMECQに緩和
カラバルソン地域ラグナ州など1州2市のコロナ防疫区分が16日、最も厳しいECQ(防疫強化地域)からMECQ(修正防疫強化地域)に緩和される。一方、現在一般防疫地域(GCQ)のブラカン州はMECQに規制が強化される。期限はともに今月31日まで。ロケ大統領報道官が13日発表した。新型感染症省庁間タスクフォース(IATF)が12日に勧告、ドゥテルテ大統領が承認した。
ロケ報道官によると、ECQからMECQに緩和されるのはラグナ州のほか、ミンダナオ地方北部カガヤンデオロ市と西部ビサヤ地域パナイ島イロイロ市。この結果、16〜31日までMECQ下に置かれる地域は、カラバルソン地域カビテ、ラグナ、リサール各州、中部ルソン地域ブラカン州、ルセナ、イロイロ、セブ、カガヤンデオロ各市など計8州6市となる。
20日でECQ指定が切れる首都圏の21日以降の対応については、12日のIATFの会合では決定されなかった。同報道官は「首都圏は引き続き20日まで、バタアン州は22日までECQだ」と述べた。
制限強化のGCQ、通常のGCQ、修正一般防疫地域(MGCQ)を含む16日以降の地域指定は次の通り。
【ECQ】首都圏(20 日まで)▽中部ルソン地域バタアン州(22日まで)
【MECQ(31 日まで)】ルソン地方=コルディリエラ行政区アパヤオ州▽イロコス地域北イロコス州▽中部ルソン地域ブラカン州▽カラバルソン地域カビテ、ラグナ、リサールの3州とルセナ市(ケソン州)◇ビサヤ地方=西部ビサヤ地域アクラン、イロイロ両州とイロイロ市▽中部ビサヤ地域セブ、ラプラプ、マンダウエの3市(いずれもセブ州)◇ミンダナオ地方=北部ミンダナオ地域カガヤンデオロ市(東ミサミス州)
【制限強化のGCQ(31 日まで)】ルソン地方=イロコス地域南イロコス州▽ガヤンバレー地域カガヤン州▽カラバルソン地域ケソン、バタンガス両州▽ビコール地域ナガ市(南カマリネス州)◇ビサヤ地方=西部ビサヤ地域アンティケ、カピス両州、バコロド市(西ネグロス州)▽中部ビサヤ地域セブ、東ネグロス両州◇ミンダナオ地方=サンボアンガ半島地域南サンボアンガ州▽北部ミンダナオ地域東ミサミス州▽ダバオ地域北・西ダバオ、ダバオデオロの3州とダバオ市▽カラガ地域ブトゥアン市( 北アグサン)
【通常のGCQ(31 日まで)】ルソン地方=コルディリエラ行政区バギオ市▽中部ルソン地域タルラック州▽カガヤンバレー地域イサベラ、キリノ、ヌエバビスカヤの3州とサンチャゴ市(イサベラ州)▽ミマロパ地域プエルトプリンセサ市◇ビサヤ地方=西部ビサヤ地域ギマラス、西ネグロス両州◇ミンダナオ地方=サンボアンガ半島地域北サンボアンガ、サンボアンガシブガイ両州とサンボアンガ市▽ダバオ地域南・東ダバオ州▽ソックサルジェン地域スルタンクダラット、サランガニ、コタバト、南コタバトの4州とジェネラルサントス市(南コタバト州)▽カラガ地域南・北アグサン、南・北スリガオ、ディナガットアイランドの5州▽バンサモロ・イスラム教徒自治区コタバト市
【MGCQ】残りの地域(深田莉映)