比人口1億840万人に 平均寿命女性75歳 男性69歳 統計局男女別最新調査
比統計局は今月1日時点での比の総人口は推定1億840万人と発表した
フィリピン統計局は6日までに、今月1日時点での最新の調査結果として、比の総人口は推定1億840万人と発表した。統計局は2015年8月1日時点での比人口を1億98万人と発表しており、3年7カ月で人口は約750万人増となった。1億を突破した後も比の人口はなお急カーブで増え続けているもようだ。男女別人口は男性が5470万人、女性が5370万人だった。
今回の発表は3月が女性月間であることを意識し、人口のほかにも統計局は男女別にさまざまな最新の数値を発表。比の平均寿命(0歳の平均余命)を女性75・9歳、男性69・6歳とした。
1997年時点での国連アジア太平洋経済社会委員会の調査では比の平均寿命は女性70歳、男性66歳で、10年余で女性は5歳以上、男性も3歳以上寿命は延びている。
このほか、最終学歴に関しては女性のうち大卒の割合が22・3%、男性は同18・3%、女性のうち高卒の割合は24・8%、男性は同23・4%といずれも女性の比率が上回った。女性の方がやや学歴が高い傾向がある。
学校教育を一切受けていない人は女性が4・3%に対し、男性がやや多い4・6%だった。
労働に関する統計では、家内労働を除く労働への参加率は女性が48・8%、男性が75・1%と男性が大きく上回った。ただし、海外就労者総数では女性が125万5千人、男性が108万4千人と女性の方が上回っている。
政治に関しては、上下両院、自治体首長など選挙で選ばれた政治家は女性3852人(21・5%)に対して男性1万4132人(78・5%)と男性が大幅に上回った。(石山永一郎)