ASIA WATCH
[ 354字|2017.3.5|社会 (society)|アジア発 ]
新華社電によると、中国の全国政治協商会議委員で月探査プロジェクトに携わる葉培建氏は1日、月の岩石などを採集する無人探査機「嫦娥5号」を11月に打ち上げる予定を明らかにした。今後の目標として、葉氏は「無人の月面科学調査ステーションの建設」などを挙げた。
嫦娥5号は年内に月の岩石や土壌のサンプル約2キロを地球に持ち帰る。
葉氏によると、5号が成功すれば第3期までの月面探査計画が終了。第4期として、世界で初めて月の裏側へ軟着陸を試みる嫦娥4号を2018年に打ち上げる。また、ロボットによる月の極地探査や月面ステーションの建設を目指すという。
中国は13年、月面に無人探査機を軟着陸させた。独自の宇宙ステーション建設のほか、将来の資源確保も視野に月面、火星探査に力を入れている。(北京時事)