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　ベトナムの首都ハノイ市内で、商業施設に設置された現金自動預払機（ATM）から紙幣の代わりに紙片が出てきて、利用者を驚かせるハプニングがあった。ニュースサイトのＶＮエクスプレスが２日伝えた。

　利用者が50万ドンを出金しようと大衆商業銀行（PVコムバンク）のATMを操作したところ、同じ金額が記された青い紙片が出てきた。続いて携帯電話に、自身の銀行口座から50万ドンが引き出されたことを通知するメールが着信した。

　大衆商業銀行によると、このATMは業者からの引き渡しが技術面でまだ完了していなかったため、現金の代わりに紙幣を模した紙片を使用して試験稼働していた。銀行は直ちに、利用者の口座から引き出された金額を払い戻した。

　銀行は携帯メールで顧客にシステムの更新計画を通知していたものの、ATMの試験稼働については何も明らかにしていなかった。（時事）