日系大手、中国の新車販売が最高
[ 415字|2017.1.12|社会 (society)|ASIA WATCH ]
日系自動車大手4社による中国市場での2016年の新車販売台数がこのほど、出そろった。小排気量エンジン車向けの減税措置を追い風に4社とも過去最高を記録。前年に続いて日産自動車が日系メーカーの首位となり、大幅に売り上げを伸ばしたホンダがトヨタ自動車を抜いて2位に浮上した。
日産は前年比8.4%増の135万4600台。減税対象の主力セダン「シルフィ」や、スポーツタイプ多目的車(SUV)「エクストレイル」の販売が好調だった。
ホンダは24.0%増の124万7713台となり、減税対象の小型車「シビック」の販売台数が約2.5倍に膨らんだ。需要増が続くと見込み、16年12月に湖北省武漢市で新工場建設を始めた。
トヨタは8.2%増の121万4200台。17年は広東省広州市で新たな生産ラインを稼働させ、16年実績以上の販売を目指す。マツダは「マツダ3」(日本名アクセラ)などが人気で、21.4%増の28万5653台。(共同)