印との原子力締結交渉中止を
[ 249字|2016.11.10|社会 (society)|ASIA WATCH ]
長崎市の田上富久市長は7日、安倍晋三首相らに宛てて、日本とインド両政府の原子力協定締結に向けた交渉を中止するよう求める文書を外務省へ提出した。
要請書は、核兵器を保有するインドが核拡散防止条約(NPT)に加盟していないことから、協定に基づいて日本が提供する原子力関連技術などが核兵器開発へ転用される恐れがあると主張。「一日も早い核兵器廃絶を願う被爆者の思いを真摯(しんし)に受け止め、締結交渉中止を」と強く求めた。
インドのモディ首相は11月中旬に来日し、同協定に署名する見通し。(共同)