翼のフラップ広げず墜落
[ 279字|2016.11.10|社会 (society)|ASIA WATCH ]
2014年3月に消息を絶った北京行きマレーシア航空機の捜索を主導するオーストラリアの運輸安全局はこのほど、改訂版の検証報告を公表し、着陸時に使う翼のフラップ(高揚力装置)を同機が墜落時に広げていなかったとみられると明らかにした。墜落直前に同機が操縦されていなかったとする当局の見方を補強する内容。
報告は同機の通信記録の再精査や残骸の分析、海流の調査を盛り込んだ。
地元メディアによると、オーストラリア西部沖の現在の捜索範囲より北側に本体が沈んでいるとの見方も出ているが、範囲拡大には3千万豪ドル(約23億7千万円)の追加費用が必要という。(共同)