ココナツが復活 東部ビサヤ地方
2013年11月の超大型台風ヨランダによって損害を受けた東部ビサヤ地方で、ココナツの木の植え替えが進んでいる。地元のココナツ産業は着実に復
興している。
フィリピンココナツ局によると、1千万本の苗を植えることを目標にしており、すでに700万〜800万本を植えたという。
台風ヨランダにより東部ビサヤ地方のココナツの木の本数は、4600万本から3200万本に減った。被害を受けたココナツの木は計1600万本とされるが、木と木の間隔距離などを考慮し、再生計画では1千万本を植える。このほか再生計画にはがれきの撤去や肥料散布、ココナツの木の間に別の作物を栽培
する計画も含まれる。
台風の後、被害地域にはココナツ局からすぐにココナツの苗180万本が届けられ、同局のミンダナオ地方サンボアンガ市やダバオ市の研究所などから
もココナツの実が届けられた。
現在、レイテ州トロサ町とバイバイ市のココナツ油製造工場はすでに操業を再開している。生産者側も徐々にではあるが正常に作業ができる状況になりつつあるという。(14日・ブレティン)