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9月12日のまにら新聞から

拿捕の乗組員174人が帰還

[ 373字|2016.9.12|社会 (society)|LuzViMinda News ]

 無許可操業の疑いでインドネシア北スラウェシ州ビトゥン市の警察に拿捕、身柄を拘束されていたフィリピン漁船の乗組員174人が3日、2─3年ぶりに釈放されダバオ港に帰還、市当局に保護された。乗組員の大部分はミンダナオ地方ジェネラルサントス市やサランガニ州の出身者。市保健局が健康診断を行ったが、ビトゥン港からダバオまでの3日間の航海と長期の拘留による疲れでせきや微熱の症状が認められたものの、マラリアやデング熱の感染者はいなかった。

 両国は2014年、国連海洋法条約による排他的経済水域(EEZ)の取り決めに合意しているが、地元漁師らの海洋法についての理解が不十分で、かつミンダナオ海とセレベス海の同経済水域が重複していることから漁場での位置判断が混乱し、これまでに何度か、遠洋漁業船がインドネシア当局に拿捕されている。(9日・インクワイアラー)

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