発電所が植林計画地破壊
[ 312字|2016.7.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
パナイ島のアクラン州で進められている水力発電所建設で、国の再植林計画の予定地が破壊されていることが分かった。環境天然資源省アクラン地方事務所によると、被害を受けたのはガルシア村とその周辺の2・3ヘクタールの再植林計画地。
出力18メガワットの水力発電所は中国系のオリエンタル・エネルギー社が建設しているもので、すでに70%が完成しているという。同事務所は同社を告発、直ちに建設を中止するよう行政命令を出している。
またオリエンタル社は、同地域に住む少数民族の家屋を取り壊し、住民を強制移住させる計画だ。このため約1500人が影響を受けると懸念されており、関係当局が対策を講じている。(6月30日・ブレティン)