デング熱感染者が急増
[ 306字|2016.5.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
イロイロ州で今年に入り蚊が媒介するデング熱の感染患者が急増し、州は住民に警戒を呼び掛けるとともに、対策を強化する方針。保健当局によると、今年1〜4月の同州のデング熱患者は677人で前年同期の218人から大幅増加した。
感染地域は同州の43市区に及んでおり、サンタバーバラ市の80人をはじめ、パシ、カリノグ、オトンなど10市区で患者が急増した。すでに3人の死者が出ており、いずれも10歳以下の子どもという。
保健当局はデング熱撲滅のため、住民に注意喚起を促すとともに、感染地域での蚊の駆除や予防措置と、感染した可能性がある場合には早期に保健所や医療機関に相談するよう呼び掛けている。(18日・ブレティン)