過激派対策で密輸減少
[ 311字|2016.5.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
マレーシアがサバ州のフィリピンとの国境を閉鎖し、海上パトロールを強化したことで密輸が大幅に減少した。国境閉鎖はイスラム過激派アブサヤフによる拉致や誘拐を阻止するためだが、比関税当局者によると、結果的にマレーシアから比への密輸が横行しなくなったという。
特に比の南サンボアンガ、バシラン、スルー、タウィタウィ各州で密輸が顕著に減っており、当局者はマレーシアの措置が比の密輸取り締まりの一助になったと述べた。
また比の密輸団の黒幕はすでに特定されているという。当局者は「密輸グループは投降する以外に選択の余地はない」と述べ、密輸の取り締まりを強化するとともに、密輸団を摘発する方針を明らかにした。(4日・ブレティン)