高地の農家も大きな打撃
[ 308字|2016.5.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
フィリピン南部を襲ったエルニーニョ現象で農作物に多大な被害が出ているが、セブ島の中央縦貫道沿いの高地にある農家にも大きな打撃を与えている。被害が目立つのはトウモロコシと花の栽培農家。山岳地帯でも畑は完全に干上がり、農作物は枯れてしまったという。
セブ市の農政当局者は農家の救済要請に応えるため、さらなる財政援助が緊要と述べるとともに、水を貯蔵するためのドラム缶などの購入資金として、2900万ペソの追加財政措置を取る方針を明らかにした。
高温と水不足による同市の農作物被害は3月だけでも1300万ペソに上るが、エルニーニョ現象は5月にさらに悪化する観測もあり、当局は警戒を強めている。(26日・ブレティン)