中東呼吸器症候群の疑い
[ 312字|2016.2.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方カガヤンデオロ市の保健局は、36歳の女性が中東呼吸器症候群(MERS)を引き起こすコロナウィルスに感染している疑いがあるとして、この女性を隔離し、北ミンダナオ医療センターで精密検査を行っている。
この女性はシンガポールから帰国した後、私立病院で当初、治療を受けていたが10日、同センターに移された。担当のクイアウィット博士は、この女性がMERSかどうかを確定するには、数日間の検査が必要と話す。
MERSにかかると重症の肺炎や、下痢、腎障害などの症状が起きる。コロナウィルスは新種の病原体で、2012年にサウジアラビアで初めて見つかり、世界保健機関(WHO)が昨年、警告を出した。(5日・ブレティン)