スルーの人身売買組織
[ 320字|2016.1.18|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方サンボアンガ市近郊の村で、生まれて29日目の女の赤ちゃんを母親をだまして連れ出したうえ、スルー州の人身売買組織に売り渡そうとしていた女手配師のメロディー・ルナ容疑者(25)が逮捕された。
警察は、生まれたばかりの赤ちゃんが行方不明となったとの通報から人身売買組織が背後にあるとにらみ、捜査本部を立ち上げて捜査開始。サンボアンガ市内の手配師宅を突き止め、踏み込んだところ、赤ちゃんを売買する計画が組織との間で成立して、赤ちゃんはスルー州に連れ出される寸前だった。
警察はルナ容疑者を人身売買のほか誘拐容疑でも捜査しており、人身売買組織の解体も進めているという。赤ちゃんは無事に両親の元に返された。(11日・ブレティン)