石油備蓄基地の構想
[ 316字|2015.12.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
中部ビサヤ地域アンティーケ州パンダン町の海岸に、石油備蓄基地を造成する話が持ち上がり、近くには有名観光地ボラカイ島もあり、住民の反対運動が起きそうだ。
パンダン湾に面した海岸の敷地1・6ヘクタールに、首都圏の大企業が所有する会社が5億ペソを投じ、大型石油タンクと300メートルの埠頭を造る一大プロジェクト。町長は「漁業や農業を細々とやっていても、人口増に見合う雇用を確保することはできない。町としては大型投資で住民の生活水準を向上させたい」と備蓄基地に賛成の意向を示している。
パンダン町の住民は3万2千人。多くがパンダン湾での漁業に従事しており、原油流出事故など環境への影響も懸念されている。(10日・インクワイアラー)