竹製の戸建て住宅
[ 305字|2015.10.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
台風ヨランダに直撃された東部ビサヤ地域レイテ島のタクロバン市では、森林資源開発研究所が試作し、開発に成功した竹製の戸建て住宅を、住宅をなくしたままテント暮らしをいまだに続けている多くの住民に順次提供していくことになった。
竹製の戸建て住宅は24平方メートルの広さがあり、台所のほか寝室、リビング付きの2Kという間取り。大型のトレラーに、フレームのほか竹製の住宅部品などをパックにし、大量に積み込んで運ぶことができるという。受け取った住民は、技術者の指導で数日のうちに戸建て住宅を完成させることができる。
レイテ島などには竹を成育している農園が多くあり、材料の調達は比較的容易という。(18日・スター)