エルニーニョで減産
[ 310字|2015.8.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
フィリピンの主要な輸出品のひとつのバナナの収穫が、エルニーニョ現象による干ばつの影響でミンダナオ地方ダバオ市近郊で大幅に落ち込んでいる。
フィリピン・バナナ栽培輸出協会(PBGEA)によると、第1四半期のバナナの輸出額は9420万ドルと前年比で68%も大幅減となった。収穫量でいえば、前年同期の8億860万キロから3億4950万キロまで半分以下まで落ち込んだことになる。主産地であるミンダナオ地方での収穫が大きく落ち込んだためという。
またPBGEAによると、バナナの大口の輸入国の日本が冬場は輸入税を最大18%、夏場は8%かけていることで、輸入が減少しているのも原因のひとつという。(4日・ビジネスワールド)