ササ港工事がゴーサイン
[ 324字|2015.7.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
巨額の工事費でストップしていたミンダナオ地方ダバオ市の海の表玄関ササ港の改築事業について、アバド運輸通信長官は入札申し込みなどの手続きに近く入ると表明、反対の声を押し切って工事着手の見通しになった。
ササ港はバナナの主要積み出し港であるほか、多くの乗客が毎日利用する重要な港だが、老朽化が目立ち、官民連携事業(PPP)による大掛かりな改築工事が決まっている。しかし、工事費が当初計画の倍近い170億ペソに急増したことから、経済界や自治体から反対の声が出て、収拾がつかなくなっていた。
アバド長官はこのほどダバオ市で開かれたフォーラムで「明らかになっている金額は暗示的なものにすぎない」と述べ、事業を進める決断をした。(14日・ブレティン)