ゴミ山の無料Wifi
[ 329字|2015.7.20|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
西部ビサヤ地域のイロイロ市郊外にある「ゴミの山」近くの、元ゴミ収集に携わっていた人々の住むバランガイ(最小行政区)でこのほど、インターネットへのアクセスが無料で可能な「Wifiフリー」のサービスが実現した。
地元のネット業者のスマート・コミュニケーション社が地元貢献の一環として行った粋な計らいで、とりあえずアクセスは30人できるという。
バランガイに住む16歳の少女は「ネットショップに行かずに学校の宿題を調べられる」と大喜び。ゴミの山から拾ってきた物をリサイクルしてバッグや財布をつくって売っている女性(22)は「インターネットで辞書のサイトにアクセスして、これまで知らなかった言葉を勉強できるようになった」と話している。(18日・ブレティン)