宝探しは禁止
[ 303字|2015.7.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方北コタバト州のアラカン市長はこのほど、豊かな自然の環境破壊をやめるため「宝探し」を思いとどまらせる行政命令を発布した。
第2次世界大戦の終戦時に、旧日本軍が埋めたとされる埋蔵金である「山下財宝」探しは今も、ミンダナオ島の各地などフィリピン全土で行われており、トレジャーハンターと呼ばれる人々があちこち勝手に地面を掘り返すケースがあるという。中には深さ10メートル以上の大穴を掘る不届き者もおり、自治体として大きな迷惑となっている。
このため市長は今回の行政命令の中で環境破壊につながるかどうかの観点から「掘り返し自由」と「掘り返し禁止」の地区指定を行ったという。(9日・ブレティン)