自由への飛翔
[ 315字|2015.6.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方東ダバオ州で12日行われた117回目の独立記念式典で、山岳地帯で見つかり、飼育されていたメスのフィリピンワシ1羽が放鳥された。
フィリピンワシは3年前、イリガン市北部のガブンガン山中で銃弾を受けて弱っているところをフィリピンワシ生育基金(PFF)の会員によって救出され、「パマナ」と命名され、巣立ちまで飼育された。放鳥式では「自由への飛翔」と名付けられ「パマナ」の新たな旅立ちを祝った。
標高の高い山岳地帯に生息するフィリピンワシは今、この地域に10のつがいが生息しているだけという。
3年間のワシの飼育には自治体のほか石油や携帯・通信に携わる大手企業が資金面などで協力した。(14日・ブレティン)