マグロ禁漁がスタート
[ 330字|2015.6.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方ダバオ市沖の風光明媚なダバオ湾で6月1日から3カ月間にわたるマグロの禁漁がスタートした。
ダバオ湾はマグロの水揚げで知られる豊かな海で、クジラやイルカ、各種のウミガメなど絶滅の危機にある珍しい海洋生物11種が生息する「生態系の多様性」が保存されている世界で34のホットスポットに指定されている。
政府はマグロの産卵期にあたる6月から3カ月間を、ダバオ湾の全面禁漁を実施しマグロ資源の保護に乗り出し、西ダバオ湾、サマール島、南ダバオ湾の三つの海域に6隻の小型巡視船を投入、禁漁パトロールを実施している。
この時期は特に、湾口の東側の海域に産卵のためマグロが回遊してくるため、この海域のパトロールが強化されるという。(3日・ブレティン)