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　フィリピン・バナナ生産輸出協会（ＰＢＧＥＡ）によると、ミンダナオ地方ダバオ市にあるササ港の近代化工事が完了しても、ＰＢＧＥＡに加盟しているバナナ生産業者の多くは、ササ港以外の便利な港を使う可能性が高くなっているという。

　ササ港はバナナ輸出の80％を扱っているが、同協会のアンティグ会長によると積み出し港としてのササ港の使い勝手は良くないという。同会長は理由として、同港に通ずる道路の混雑がひどく、トラック便の渋滞が最悪なことや、敷地が狭いため、積み荷出し入れに不便なことを挙げた。

　アンティグ会長は「ササ港の近くに便利のよい新港が二つあり、輸送面でそちらが便利と考えるバナナ輸出業者は多いと思う」と話している。（26日・ビジネスワールド）