被災者が被災者救助
[ 332字|2015.5.25|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
台風ヨランダの直撃を受けたビサヤ地方レイテ島パロ市で漁師をしているロランド・パンプローナさんが、ネパール西部大地震の被災者に20ペソの募金を始めたことから、242人もの人々から集まった浄財が現地に寄付されることになった。このお金で毛布や薬を買って贈るという。
パンプローナさんは台風ヨランダで妻と赤ちゃんを亡くし、家も流された。しかし、慈善団体から小型漁船を寄贈され、どん底から再起することができた。親切が忘れられず、多くの犠牲者を出したネパール大地震を遠い国のこととして放置できず、募金集めに立ち上がったという。
フィリピンで働くネパール人ビジネスマンのカドハカさんは「感動しました。心から感謝します」と話している。 (17日・インクワイアラー)