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　ミンダナオ地方南コタバト州の州農業事務所はネズミ退治のユニークなプログラムを農家に呼び掛け、このほど成功を収めた。

　同州のネズミの害は毎年ひどくなる一方のため、ネズミ10匹を捕獲し、その尻尾10本を事務所に持参した農家にはコメ１キロ入りの袋と交換するというもの。これまでに南コタバト州内の五つの町の25のバランガイ（最小行政区）に呼び掛け、第一段として１５０軒の農家が呼び掛けに応じてネズミの捕獲を集中的に行い、７５００本のネズミの尻尾が集まったという。

　尻尾と引き換えるコメは災害対策本部が備蓄している放出用のコメを使う。これまでに４万本のネズミの尻尾が集められるなど、ネズミ退治が一気に進んでいるという。 （19日・ビジネスミラー）