電力不足に一息
[ 316字|2015.3.30|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
電力不足が続いているミンダナオ地方ダバオ市で、海岸のテルマサウス地区にドーム型の大掛かりな火力発電所が建設され、運搬船から石炭がベルトコンベアーで次々搬入されるなど、心配された電力事情にやっと明るさが見えてきた。
夏から始まる乾期では、ミンダナオ島の水力発電は毎年、電力不足の厳しい状況に置かれるが、4月から150メガワットのテルマサウスの二つの火力発電所のうちひとつが操業を開始する。聖週間を前に電力需要が高まるため、なんとか間に合わせるよう急ピッチで建設が進められ、操業開始にこぎつけた。
比最大の行政区域を持つダバオ市に電気を供給する別の火力発電所も建設中で、電力事情は改善に向かうとみられる。(24日・ブレティン)