奴隷のような漁法
[ 327字|2015.1.26|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
中部ビサヤ地域セブ州で漁師らを集め、給与も払わずに奴隷のような状態で漁をさせていたとして、人身売買の罪などで船主と人集めをした業者がラプラプ市の検察局に告発された。
ボホールとセブの漁師らの訴えによると、仲間50人余りとともに昨年11月に漁船に乗せられ、パラワン島近海に連れて行かれた。浅瀬に船を止め、大きな管で空気を強い圧力で水中に送り込み、魚の群れを浜辺に追い込む違法な漁をさせられたという。最初に6千ペソを支払われただけで、後は無給だった。海が荒れていた12月に海に入って漁をするよう強制された24歳の漁師が行方不明という。漁獲が少ないとして船主に殴られたり、全員2カ月間、缶詰め状態のまま漁船で働かされたという。(23日・インクワイアラー)