強盗犯も釈放へ
[ 315字|2014.10.6|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方コタバト州のキダパワン市では、リリー・ランクイダナム判事が裁判中で未決拘置されている被告142人の一挙釈放を決めた。釈放された者の中には、麻薬所持のほか銃器不法所持、強盗、殺人などの重犯の被告も含まれている。
裁判のスピードアップの必要性と収監者急増を受けて、フィリピンの一部地域で始まった「司法手続き迅速化プログラム」の一環で、判事が裁判所を移動しながら次々と釈放を決定していくという。
対象者は、逮捕はされたが証拠不十分のままの被告のほか、貧しいため弁護士を付けられず、ろくな反論もできないケースが多いという。プログラム実施は今回2回目で、2012年に89人が釈放されている。(9月30日・ブレティン)