ミンダナオは厳戒態勢
[ 336字|2014.9.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方の治安当局は、米国が国際テロ組織アルカイダに代わる「最大脅威」となった過激派「イスラム国」(シリア領内)とイラク国境への空爆拡大を発表した事態を受け、厳戒態勢を敷いている。イスラム過激派アブサヤフや、反政府武装勢力モロ・イスラム解放戦線(MILF)から離脱したバンサモロ・イスラム自由戦士(BIFF)がこれに反発して比国内でテロ攻撃を仕掛ける恐れがあるため。既に10日夜から11日にかけ、同地方コタバト州ミドサヤプ町で国軍とBIFFが交戦し、双方で計12人が死亡している。
政府とMILFの和平合意に基づいて起草されたバンサモロ基本法の国会提出直後だったため、関連が指摘された。BIFF側は襲撃は認めたが、法案提出との関連は否定した。(12日・スター)